謹慎力士の番付降格に異議あり

秋場所に幕下から十両に昇進する力士が７人もいるということです。来場所は十両28人の内７人もが幕下からの昇進者ということになります。

十両は「定員制」ですので、７人が昇進するということは７人が幕下に陥落するということです。幕下下位で大きく負け越した力士の陥落は当然ですが、謹慎休場した力士の番付が変更されることには非常に疑問があります。謹慎は力士個人の責任ではなく協会の都合ですから、全休であっても公傷と同じ扱いで、秋場所は名古屋場所と同じ番付に留まらせるべきです。謹慎が普通の全休扱いで番付が下がるということになれば、賭博に関わっていながら謹慎処分を受けずに名古屋場所の土俵に上がった力士との間に不公平が生じます。


ところで、元小結の海鵬が引退します。デビュー場所で幕下全勝優勝を飾った力士です。14年間の土俵生活、お疲れ様でした。